「円錐角膜支援の会」設立のご報告
- 隆司 小島
- 1 日前
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このたび、私が理事を務める「一般社団法人 円錐角膜支援の会」を設立いたしました。
円錐角膜は進行性の角膜疾患でありながら、その治療の多くが公的医療保険の適用外であるという現状があります。そのため、コンタクトレンズや角膜クロスリンキングといった治療にかかる費用が高額になり、患者さんやご家族に大きな経済的負担がのしかかっています。
特に、円錐角膜の進行を抑える唯一の治療として効果が証明されている「角膜クロスリンキング」は、日本ではいまだ厚生労働省による承認がなされておらず、米国や欧州で公的保険が適用されている状況とは大きく異なります。その結果、日本では治療費が全額自己負担となり、患者さんやご家族の負担がより深刻化しています。
私たちは、こうした現状を少しでも改善し、すべての患者さんが必要な医療にアクセスできる社会を目指して、本法人を立ち上げました。主な活動としては、個人や企業からの寄付を原資に、経済的な支援を必要とする患者さんに対して医療費の一部を助成する取り組みを進めていきます。
また、今後はクラウドファンディングを通じて、より多くの方々からご支援を募り、経済的支援や啓発活動をさらに充実させていく予定です。円錐角膜患者さんが安心して治療を受けられる社会の実現に向けて、温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
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