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強膜レンズが角膜移植例を減らす


最近、眼科の一流雑誌に以下の論文が掲載されました。

Koppen C, Kreps EO, Anthonissen L, Van Hoey M, Dhubhghaill SN, Vermeulen L. Scleral Lenses Reduce the Need for Corneal Transplants in Severe Keratoconus. Am J Ophthalmol. 2018

この論文によると、これまで重症で角膜移植しか道がないとされていた患者に対して、強膜レンズを処方したところ、半数以上で視力回復が得られたという内容です。私もボストンレンズ(現在はPROSEと言います)を処方した結果をいろいろなところで報告していますが、ハードコンタクトレンズでも視力があまり出なくなった患者さんには限界がありますが、そうでない方の多くの方が角膜移植にいたらずボストンレンズの使用で視力が改善できています。装用感がハードコンタクトレンズに比較して圧倒的に楽なのがメリットで、どうしてもハードコンタクトレンズが向かない、でも移植には早すぎるというような患者さんには非常に適する治療と考えています。ボストンレンズ処方は名古屋アイクリニックにて行っていますので、詳しく知りたい方はお問い合わせください。

ボストンレンズ


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