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新しい多焦点眼内レンズVivity(ビビティ)取り扱い開始について

世界でも数多く使用されている、アルコン社の多焦点眼内レンズVivity(ビビティ)が名古屋アイクリニックで4月から使用可能となります。パンオプティクス、シナジーなどの眼内レンズと同様で、選定療養対象の眼内レンズですので、一部が自費扱いとなります。

ビビティは、波面制御テクノロジー(X-Wave technology)を用いた眼内レンズで、回折型の多焦点眼内レンズ(パンオプティクスやシナジー)とは異なるタイプです。その特徴は、グレア、ハローが単焦点眼内レンズに近く軽微で、遠方、中間の優れた視力と、近方は両眼で0.6と日常生活でお買い物やスマートフォンの文字を読むことが出来る視力が保たれています。欠点はパンオプティクスやシナジーに比べて、近方の視力が弱いことで、長時間の読書や細かい作業の際には老眼鏡が必要になる点です。

ビビティが向く患者さんとしては、夜間の運転が多くグレア、ハローなどが許容できない方、レーシック後で角膜高次収差が強い方、シナジー、パンオプティクスを使いたいけど網膜の病気や軽度の緑内障があって使えない方が向きます。詳しくは外来で患者さんと相談して決めていきます。




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